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ごあいさつ

16年間の衆議院議員の仕事を終えた時、充分仕事はしてきた、これからはのんびりと遊んで過ごそうと一瞬思いました。しかし、すぐに社会と関わらない生き方など私には出来ない。微力ながら生きている限り私らしく16年間培ってきた文部行政の叡智を生かし、次の世代の為に何かしたいと次世代の健全育成を理念としたNPOを立ち上げました。私は、すべての根幹は教育だとの強い信念をもっています。政治に、経済に、化学技術に、それを成し遂げていくのは、人間です。人がどのような基礎知識を活かし、人類の幸せと社会の貢献に役立つ力を発揮することができるのか、人類の歩みは駅伝のようなものです。前の人のバトンをしっかり受けとめ、全力で誠実に堅実に真面目に走り次の人に手渡していく。先を歩んでいる人間の最大の使命と責任は後に行く人達への環境整備だと信じています。多くの選択肢の中から自らの判断と決断で誤りない道を選択しその責任を自らが負うような若者達を多く育てていきたい。共に歩みながら、若いエネルギーを受け、先を歩む人間としての体験から、時には適切なアドバイスが出来たらと願いながら生きています。今こそ、ひとりひとりの聡明さと英知が問われている時はないと思います。令和元旦の朝、今年1年が平安で過ぎるよう祈りました。しかしながら、誰ひとりとして全世界の人々がすべてマスクをする状況を予想した人はなかったと思います。こんな事態を誰が想像したでしょうか。

私は、人間の意志をはるかに超えた大きな力が人間に警告しているのだと思っています。亡くなった約75万人の方々の事に思いを馳せると、余りに酷いと感じます。人間がいつ生まれ、いつその生を終えるか自分では決められない事ひとつとっても、人間の力をはるかに越えたものの存在がある事を私は考えてしまいます。

戦争と同じ状況に今私達は、おかれていると思います。どうこの事態を受け止め、それから脱出したら良いのか。情報が氾濫し時には私達の理性や感情を混迷させます。しかし、今こそ冷静な判断のもと多くの情報を自らの判断で取捨選択し、決断し、行動していかなくてはならないと思います。

謙虚に冷静に聡明に生きられる英知を私達は培い、共に手を携えて生きることが求められる時代だと思います。萌木を通じ、世代を越え、私達が互いに補完しあいながら、こんな時だからこそ心豊かに力強く生きることを願っています。

 

      NPO萌木 理事長  池坊 保子